幸せという概念を覆される『LYKKE 人生を豊かにする「6つの宝物」』

 

どうも、けんぴーです!

 

今回は、

『LYKKE 人生を豊かにする「6つの宝物」』

をご紹介させて頂きます。

 

本書の題名にある「LYKKE(リュッケ)」

とは、デンマーク語で「幸せ」という意味です。

 

World Happiness Report2018でデンマーク

世界の幸福度ランキング3位につけています。

また、トップ3はデンマークの他に

フィンランドノルウェーなどが入っており、

全て北欧諸国となっています。

 

本書では幸せの要素を「6つの宝物」と表し、

「一体感」「お金」「健康」

「自由」「信頼」「親切」

が挙げられています。

 

本書の中で、特に私が参考にしたい点を

以下に述べさせて頂きます。

 

『LYKKE

人生を豊かにする

6つの宝物」』

 

  1.  税金が高いことに幸せを感じる!?
  2. 「楽しむ時間」を長くするお金を使い方
  3. 仕事をする時に、忘れてはならないこと

1.税金が高いことに

幸せを感じる!?

デンマーク人は、

税金が高い「にもかかわらず」幸せ

なのではなく、

税金が高い「からこそ」幸せ

なのです。

 

信じられないですね...

日本では2019年10月より

税率が8%から10%に引き上げられます。

 

これに対してニュース等で世間の声を聞くと

ほとんどがネガティブに考えています。

 

また、デンマークは日本とは比にならない

税率で、なんと45%!

さらに、所得が高い人は、52%!!

それでも満足度が高い背景にはある理由があるはずです。

 

【税率は高いが、そのぶん...】

その背景にあり、最も重要なことは、

「誰もが無料で医療サービスを受けられる」

ということです。

 

日常生活において医療での心配が少ないだけで、

これほどまでに幸福を感じられるのです。

 

この例でもわかるように、

税率が高い代わりに、

必要な時に助けを得られる

のは、確かに生きていく上で

不安を減らせるために幸福度は増すでしょう。

 

 

2.「楽しむ時間」を長くする

お金を使い方

お金の使い方の中で、特に私が

参考にしたいと思った使い方を

1つ紹介させて頂きます。

 

【「体験」にお金を払おう!】

車を買ったり、

欲しいゲームを買ったり、

美味しいものを買ったり...

 

お金の使い方を考えると、

具体的に「モノ」が思いつく人が

多いのではないでしょうか。

 

もちろんモノにお金を使うことも大切ですが、

本書では「体験」を買うことが勧められています。

 

【「体験」を買うってどういうこと?】

コロンビア大学ハーバード大学

共同研究によれば、

「幸せを買いたければ、

「モノ」よりも「体験」

に投資した方が賢い」

という結果が出たそうです。

 

体験を買うと、

「幸せな思い出」や「人格形成」

にも同時に投資できていることになります。

 

旅行を例にとると、

「モノ」を買うだけでは味わえない

旅行先での思い出や、その時々の感情、

また現地の人々との触れ合いなど、

「記憶」に残る出来事が多いでしょう。

 

中でも特に、

旅行や体験にお金を払うのであれば、

「ちょっと先」の計画にすることで

「楽しみにする」という「楽しみ」

まで一緒に買うことができる

という言葉には感銘を受けました。

 

半年後、3年後そして将来、

大切な人に喜んでもらいたい。

そういった時に、

今すぐ アクションに移し計画を立てると、

その将来までずっと楽しむことができるのです。

 

本書がデンマークを中心に書いた本であったり

デンマークの街並みの写真が挿入されていた

ということにも感化されたのですが、

本当に自然豊かで美しく、

また考え方も素晴らしいと思える国です。

 

遠い将来になるかもしれないのですが、

人生の中で必ず1度は

デンマークに行きます。

この本で、私の将来の夢が1つ増えました。

 

 

 

3.仕事をする時に、

忘れてはならないこと

仕事の第一の目的は何かと聞かれた時、

「生活に必要なお金を稼ぐため」

と答える方が最も多いのではないでしょうか?

 

仕事をする時は、いくら稼げるかではなく

そこから得られる満足度に焦点を当てよ。

これは、本書の著書のお父さんである

ヴォルフ・ヴァイキングさんのお言葉です。

 

つまり、例えお金を稼げる職業でも、

本人に興味がなかったり、

楽しいと思えなければ、

真の幸せはつかめていないということです。

 

この本は、

家族と過ごす時間の大切さや、

他人に親切にするためにお金を使うことなど

「幸せは完全にお金に依存しているわけではない」

ことを、多くの例を示しながら説明しています。

 

お金を稼ぐ以上に、楽しみながら仕事をする。

楽しくない仕事を必死に続けて

高いお給料をもらう人と、

それほどお給料は高くないが

一生続けられるほど楽しいと思えるような

職に就く人。

 

人によって考え方は違うと思いますが、

私は断然後者のようになりたい

です。

 

プライベートだけでなく、

仕事すら楽しみだと感じられる。

そのような生活を送ることができれば

本当に幸せではないでしょうか?

 

一生共にする仕事を楽しむことができれば、

人生を常に楽しむことができる

のではないでしょうか?

 

 

 

【まとめ】

本書は、幸福度の高い国を例に挙げ、

多方面から「幸福」について語っています。

 

日々にストレスを感じ、

行き詰まっている方に読んで頂けると、

明るい気持ちになり、悩みが軽くなり、

今後の人生が良い方向に進んでいく

そんな一冊だと思います。

 

また、本書を読むことで私自身も

将来やりたいことを見つけることができました。

 

本書を読み、1人でも多くの方が

将来に対して希望を抱けるように

なってほしいと思います。