心がけで大好きなことに没頭できる。『没頭力』

 

どうも、けんぴーです!

 

「没頭力」とは聞き馴染みのない

言葉であると思います。

本書で「没頭」とは

何かに夢中になって

時間を忘れてしまうくらいの

強烈な集中状態にあること。

と定義されています。

 

 それほどまでに1つの分野に集中できる

人はなかなかいないと思います。

 

「大好きなことがあるが、没頭するほど

までには自分を持ち込めない」

人は、そのメソッドを学ぶことができる

良い本となっていると思います。

 

 

『没頭力』

  1. ワクワクして目覚める
  2. 「ステータス1つぶっちぎった凡人」
  3. マインドセット

 

 1.ワクワクして目覚める

筆者はよく予防医学者の石川善樹さん

とお仕事することが多いそうです。

 

予防医学」は文字どおり

病気になる前に「予防」する

学問です。

 

医学的にも実はこの予防医学

将来的に非常に重要になると

言われています。

 

AIなどが発達して行く将来に

医師の仕事は機械に大きく

取って代わられます。

 

そんな中でこの予防医学

大切な仕事の1つが

多くの人を「幸せ」な

気持ちにさせることです。

 

たとえAIが発達して

予防方法を発見できても

自分が健康なのか不安な患者さん

を「精神的に」ケアまでできるかと

いえば、それは難しい話です。

 

そういったときに医師が

健康のために幸せにする、

それが大切だと思います。

 

 

その予防医学での目標が

ワクワクして目が覚めて、

夜満ち足りて眠る

ことです。

 

この目標だけを聞くと

「子供みたい...」

と批判の声も多く上がるかもしれません。

 

しかし成功されている方の多くは

自分が何よりも大事とするものを持ったり

疲れた際に必ず息抜きする趣味を持ったり

自分をワクワクさせる何か

持っているのです。

 

「大人は子供のようにワクワクしたり

はしゃいではいけない。」

日本社会では、そんな風潮が

できているかもしれません。

 

そんなしょーもない風潮は無視して

みんな自分の好きなように

生きていきませんか?

 

その方が、人生を振り返って

間違いなく「楽しかった」

と思えるはずです。

 

 

 

2.「ステータス1つ

ぶっちぎった凡人」

私はこの言葉にすごく心惹かれました。

 

プロスポーツ選手や

ノーベル賞を取るような素晴らしい

学者さんなどに対して、

「自分とは別世界の人たちだ。」

と思い込む人も多いでしょう。

私もこの言葉を聞くまでは

どれほど努力しても

このような人にはなれないと

ただ諦念を抱くばかりでした。

 

しかし、特定の分野ではぶっちぎった

才能を持つ上記の人々は、

その他の分野では凡人なのです。

 

著者の吉田さんは

「徐々に成長するには

目標を4%ずつ上げることが重要」

と書いています。

 

つまりある分野で活躍する人は

その分野においては

何度も4%の掛け合わせに

成功しているのです。

 

特定の分野において

自分の能力にリミッターをかけず、

自分の能力を存分に発揮して

生きているだけなんです。

 

だからと言って、特定の1つの分野で

トップを目指すことは

もちろんそう簡単ではありません。

 

しかし、「その他の分野では大差ない」

と考えれば、自分の能力を

否定することはできると思います。

 

「自分には違う分野の能力がある」

と考えることで、自分なりの

成長を示せるのではないでしょうか。

 

 

 

3.マインドセット

これは、先ほど述べたことと

非常に似たことになりますが

大きく分類すると

「固定型マインドセット」の人と

「成長型マインドセット」の人が

いるそうです。

 

前者は、人間は生まれ持った能力で

全てが規定されているために、

それは変えられないと思っている人。

後者は、生まれ持った能力は努力で

伸ばしていけると考えている人。

 

成長型マインドセットの人は

「すごい人は天才だから

自分とは無縁の関係ない人」

とは決めつけずに、

「もしかしたら自分も

ああなっていたのかもしれない」

と可能性を抱き続けられるそうです。

 

そうすれば、

「自分はこの程度だ」と限界を決めつけずに

自分の現在の能力を図り、その能力を

伸ばす方法を常に考えられるのです。

 

自分で限界を見切ってしまっては、

それ以上の段階に進むことは

不可能です。

 

気の持ちよう次第で

上を目指せるのであれば、

成長型マインドセット

心がけるようにするべきでしょう。

 

 

 

【まとめ】

・自分がワクワクできるものを

 何か1つでも持っておけば

 人生はきっと楽しくなる

 

・ある特定の分野に秀でた人も

 その他の分野では凡人である

 誰にでもそんな分野はある

 

・成長型マインドセットを保てば

 自分の能力にリミッターを

 つけずに成長できる

 

 

本書では書いてきたこと以外にも

「没頭しやすくなるコツ・メリット」

が多く書かれています。

 

ぜひ手にとって読んでみてください。