勉強法を改善し、ブログを始めるきっかけとなった『学びを結果に変えるアウトプット大全』

 

どうも、けんぴーです!

 

自己紹介に続き2回目の投稿、

特に書評については初投稿となります。

 

自己紹介の際に述べたのですが、

今回は「ブログを始めるきっかけ」

となった本である、

「学びを結果に変えるアウトプット大全」

を紹介させて頂きます。

 

学びを結果に変える

アウトプット大全

目次

  1. そもそもアウトプットとは?
  2. ブログのメリットを教えてくれた!
  3. 昔の勉強法は間違っていた...
  4. 目標を立てクリアするには?

1.そもそもアウトプットとは?

 

最近、耳にすることが増えた「アウトプット」という言葉ですが、

実際にはどういう意味なのでしょうか?

 

【インプットとアウトプット】

両者はよく比較されています。

簡潔に言えば、

インプットは「読む」「聞く」

アウトプットは「話す」「書く」

と分類されます。

文字通り、インプットは入力、

アウトプットは出力を行います。

 

 

【中でも、特に「書く」ことが大切】

アウトプットの中でも

特に「書く」ことは重要視されており、

「書く」ことで脳幹網様体賦活系(RAS)が

刺激されることで、

重要な情報だと脳が認識するそうです。

そう言えば大学の講義で習った気も。

医学の勉強も復習しよう... 

 

 

【大学の研究結果や私の実体験】

また「書く」という行為の中でも

手書きとタイピングでは

全く効果が異なります。

プリンストン大学とカリフォルニア大学の

共同研究により、

大学生を「手書き」または「タイピング」で

ノートを取る学生に分けた際、

手書き中のみブローカ野という言語処理の部位が活性化されたのです。

 

これは私が実際に経験たことです。

大学で2つの科目のテストがあった時に、

ノートに手書きで板書を取っていた科目と

タイピングで板書を取った科目がありました。

 

ノートを板書で取った科目のテストは、

しっかり理解でき、高得点を取れましたが、

タイピングで板書を取った科目のテストでは、

何も考えずにタイピングしている部分もあり、

理解するのに大変苦労していました。

そしてテストも芳しくなく、合格ギリギリ。

 

上で述べたように、

手書きの方が集中力が上がり、

脳が重要だと判断するために記憶に残りやすいのだと思います。

 

 

 

 

2.ブログのメリットを教えてくれた!

以下に書くことが私がブログを書こうと思ったきっかけの1つです。

 

この本を読む前は、

ブログがどんなものなのかも分からず、

「暇潰しに日常を書いているもの」

と考えていました。

 

また、本を読む時にも1度読み終えたら

それで終わり、次の本も流し読みなど、

本の内容が全く頭に入っていませんでした。

 

 

しかし、先ほど「書くこと」で

アウトプットできると述べたように、

この本には多くのアウトプット方法が

述べられています。

 

その中で特に私の印象に残ったのが

「ブログを書く」でした。

ブログは人に「読まれる」という

緊張感があるために集中力が高まります。

 

以前の私は本を読む、

つまり「インプット」しただけで、

「アウトプット」による記憶の沈着を

行わなかった為、成長できていませんでした。

 

そこで形として何か残すことができないか?

そう考えた時に、ブログが良いと思いました。

 

実際にブログに私の考えを残すことができる

というだけでなく、

その本に興味を持っている方は

本の内容の一部を知ることができる。

 

本書は私を、

「ブログを書こう」

という気持ちにしてくれました。

 

 

 

3.昔の勉強法は間違っていた...

これも、私がブログを書くきっかけ

となった部分です。

 

前の記事で自己紹介させて頂きましたが、

私は浪人を経験し、人より時間をかけて

勉強をして合格できました。

その後、時間をかけて勉強するものの

大学では時々試験を落としていました。

 

しかし、この本で、

その原因は、はっきりと分かりました。

 

 

【ほとんどがインプットであった】

結論から言えば、

私はインプットを完全に行った後に、

アウトプットを行おうとしていたのです。

 

「 知識の抜けが少しでもあったら、

問題を解けず、間違えてしまうから、

覚えるべき箇所は完璧に覚えてしまおう!」

 

この考え方が、私が勉強する上で

最もダメな点でした。

 

ワシントン大学の研究によると、

テストの成績にインプットの方法は

あまり関係なく、

アウトプット段階で

何度もすべての問題を、

つまり「たくさんの問題を解く」

という観点に基づいて、

繰り返し解くことが大切だということです。

 

大学内での試験に限った話ですが、

医学部では「過去問」が試験対策で

最も大切であるとされています。

 

この本を読むまで私は、

①授業のレジュメを完璧に覚えるまで見返す。

②完璧に覚えたと思ったら、レジュメと

照らし合わせながら問題の横に

答えや、根拠を書き込む

③書き込んだプリントを眺めて覚える

 

という作業を繰り返していました。

この記事を読んでくださっている方は、

気づいているかもしれませんが、

私の以前の勉強法では、

・圧倒的にアウトプット、

つまり「問題を解く」回数が少ない。

・一度、答えや解説を書いた後は、

ひたすら眺める、

つまりインプットばかり繰り返している。

 

という、最悪の勉強法を行なっていたのです。

 

先ほどの研究結果によれば、

インプットとアウトプットの黄金比率は

3:7であるとされています。

しかし、私は当時9:1ほどで勉強していました。

 

実際にアウトプットは、

インプットした知識を

組み合わせて解く作業であるので、

インプットを内包しています。

 

そのため、やはりインプットの倍以上の時間をアウトプットに割くことが

最も効率の良い勉強法なんです。

 

 

この本を読んでから、

私は知識が多少抜けて不安に感じても、

早めの段階で「問題をたくさん解く」

ということを意識し、

間違えた部分を覚え、そしてまた解き直す...

 

というふうに、

インプットとアウトプットを交互に行う

ことを心がけました。

 

単純なこの作業を行っただけで、

試験の成績は上昇。

効率よく勉強できるようになったので、

空き時間を確保することができ、

読書でインプットし、

さらに「書く」ことでアウトプット...

という風に、「正のスパイラル」を保てる

ようになりました。

 

皆さんにも、是非この方法を

参考にして頂きたいと思います。

 

 

 

4.目標を立ててクリアするには?

ここまで読んで、

「へぇー、アウトプット中心で

勉強すれば良いんだ!」

と思い、試してみようかなと

思って下さっている方が

1人でもいれば、本当に嬉しいです!

 

ただ、「アウトプット中心」と言っても、

「いきなり何から始めたら良いのかわからない...」

「試して見たけど、全く長続きしない!

と思う方もいらっしゃると思います。

 

実は過去に一度、ブログをしていたのですが

すぐに挫折をして長続きしなかったので...

 

原因は「目標が難しすぎた」ということです。

 

以前ブログを始めたのは、高校生になり、

何もすることがなく暇であった頃です。

当時は周りでブログが流行っていました。

 

当時、毎日更新していた友達に誘われ、

「こいつが毎日更新してるし、

とりあえず自分も毎日更新しよう!」

と、「何か書きたいことがある訳でもないが、

とりあえず毎日更新」という

よく分からない目標を立てました。

 

始めの数日は、学校での出来事を書いたり、

試験のことを書いたり

また日常のことを書いたりと、

それなりに楽しかったのですが、

「何も目的がないのに、忙しい日も欠かさず

更新して、時間を使って...

自分はブログをやる意味があるのか?」

と次第に考えるようになりました。

 

案の定、それからすぐにブログを辞め、

一切興味をなくしていました。

 

「目的」がないままに

「毎日更新」という難しい目標

を定めていたのです。

 

例えば当時の自分が、

「毎日じゃなくても、

学校で大きなイベントがあったり、

テスト結果がわかりネタになりそうだったり、

何か面白いことを書けそうだ!

と思った時には必ず書く、

ということを目標にしていれば、

ブログを続けられたと思っています。

 

目の前の目標が難しすぎるために挫折した

という方は、多くいると思います。

 

本書にもあるように、「ちょい難」目標を設定することで

なんとか達成することができ、

その時の達成感を味わうことで

次も目標を達成でき、続けられると思います。

 

中学校の国語の教科書に掲載している『握手』

という作品の登場人文であるルロイ修道士も、

「困難は分割せよ」

と言っています。

この言葉を聞いて思い出した方も

少なからずいると思います。

 

なんとか達成できる「ちょい難」目標を立て、

モチベーション維持のため「期限」を設定し、

1日毎にどれだけ行うべきか「To do」を考え、

あとはそれをこなしていく。

 

この作業を繰り返していくと、

いつの間にか大きな目標を達成できるんです。

 

 

 

【まとめ】

 「学びを結果に変えるアウトプット大全」は、

私がブログを書くきっかけとなった

大切な1冊です。

 

初めての書評記事ということもあり、

かなり長い記事になってしまいました。

 

本当はもっと書きたい箇所があったのですが

特に感銘を受けたポイントとして

4つに絞って書かせていただきました。

 

是非みなさんも、日々の生活に

アウトプットを取り入れて見てください!